幸せさがしはひとつの病~その先には何もないことに気づく

こんにちは、のりこです。

わたしがブログをはじめようと思ったのは、
現在札幌を中心に行っている、
『心とからだの回復術』をはじめるきっかけをお話ししようと思ったからです。

 

仕事、人生、悩みはつきません。
上手くいかないことばかり、と思うことも多々あります。

 

どうしたら、
夢中になれること、
熱心に没頭できること、
大げさかもしれないけど、
天命とか天職はどうしたらみつかるのだろう、
そんなことを考えていました。

 

そしてあるとき、
『全ては自分が決めること』
それは、
『定まった生き方』であることだと知ったのです。

 

そこに通じるまでの短くも長い物語です。

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幸せさがし病にようやく気づく


長い間、ずっと幸せさがし病にかかっていたわたしは、
「もっと良い職場環境で」
「もっと良い人間関係で」
「もっと良い給料で」
と、夢のような職場を求めて、何度も転職を繰り返しできました。

 

それは夢、というよりも、
実体をともなわない単なる妄想でした。
ですから、
転職すればするほど、
「もっと良い職場環境で」
「もっと良い人間関係で」
「もっと良い給料で」
は遠ざかっていきました。

 

次第に、
自分はいったい何を求めて彷徨っているのかわからなくなってきました。
ただ、
「幸せになりたい」だけでした。
わたしは、『幸せさがし病』にかかっていたのです。

 

幸せさがし病患者の行くさきは

転職をくりかえしながら、
お稽古ごとにもはげみました。
ダンス、バレエ、フラメンコ、スポーツジム、ホットヨガ
着物の着付け、和裁、料理教室、日本酒の利き酒師、などなど
常に何かのお稽古ごとをしていました。

 

本もたくさん読みました。
小説、エッセー、古いものから新しいものまで、
目に止まったものは手当たり次第読みました。

 

けれど、どこにも
『幸せさがし病』に効く薬はみあたりません。
いつも心は虚しくて、
どこか投げやりな気分で、
疲れやすくて、
物事は続きませんでした。

 

 

一番つまらない職場で

大学図書館で働いていたとき、
そこがこれまでで一番つまらない職場でした。

「図書館で働いているなんてうらやましい」

(えっ、どこが?)

「図書館だったら、好きなだけ本が読めるんでしょ」

(仕事なんだからそんなに読めるわけないし)

「私も働いてみたい、どうしたら働けるの?」

(資格があれば、だれでも働ける)

そんなふうに心の中で思っていました。

 

なぜ図書館で働くことになったかというと、
ホントたまたまでした。
図書館司書の資格も、
たまたま学生時代に取得していて、
履歴書の資格の欄に書いてあったのが、
たまたま人の目に止まって、
求人があったので面接を受けて見たら、
たまたま受かった、というだけでした。

 

本意ではありませんでしたが、
当時は景気も悪いのと自分の年齢もあって、
仕事の種類も選べなかった、というしょーもない理由をつけて、
とりあえず、そこに転がり込んだのです。

 

 

最悪!落ちるところまで落ちた!と心の中で叫ぶ

図書館の仕事というのは、
単調で単純で、意外に肉体労働で、
つまらないものでした。

 

手垢にまみれた本に触るのも、

理不尽な要求ばかりぶつけてくる利用者も、

セクハラまがいの係長も、

権威を笠に着る顧問のおばはんも、

ヘラヘラ笑って媚びへつらう同僚も、

全て気にさわって、イライラし通しでした。

 

この頃、体調も悪くて、
肌はボロボロに荒れ、
偏頭痛もひどく、
すぐに風邪をひいていました。
心もからだも最悪の時期でした。

 

 

代替療法という言葉をはじめて知ったとき

看護系の大学図書館でしたので、
当然医療系の本が中心でした。
個人的な興味をそそる本はほとんどありません。

 

ある日、
一人の教授が本をかりにきました。
その本を手にしながら言ったのです。
「これからはこういう方向が求められるのよ」
そこには『代替療法』という文字がありました。

 

『セラピー』という言葉がはじめて刺さり込んできました。
休み時間になると書棚に並んでいる、
○○療法、
○○セラピー、
とタイトルにある本を手に取り、
パラパラとめくるようになりました。
自分を救ってくれる何かがあるような、
そんな気がしたのです。

 

『幸せさがし病』の重症化がはじまりました。

 

 

『幸せさがし病』の重症化のはじまり、はじまり

そのときに目についたのが、
当時大流行していた『ザ・シークレット』です。

 

その華やかで、フワフワとした夢物語にのめり込みました。
それほど『幸せさがし病』は重症だったのです。

 

それからは、精神世界、スピ系街道へまっしぐらでした。
超有名な○○○、○○○○ヒーリング、YGオイル、
タロットカード、などなど、
本も手当たり次第手にしました。

 

けれど、
熱中したぶん冷めるのも急速でした。
一年もしないうちに『飽きた』のです。

 

華やかでフワフワした夢物語は、
そのときだけの「癒し」しか与えてくれません。
数日間、せいぜい一週間は上機嫌で過ごせるけど、すぐに戻っちゃう。

 

あれって、いっときハイテンションになっているだけなんですね。
数万、数十万円かかってますから、
やった!っていう気分になっているだけ。
なにひとつ変わっていない自分に気づいたんです。
「癒しっていったいなにさっ!!」

 

 

最後のあがきにやってみたら…

「もうこれでやめよっ!」
と思ってやったのが、エネルギー療法(回復術)です。

 

これは伝授(アチューメント)からはじまるんですが、
「これって、レイキとおんなじなのかな~」
とちょっとがっかりしたんですが、
それとは全く違っていました。

 

身体の中心部がスカーっと掃除されたみたいに、
たくさんたまっていたゴミが吸い出されたような感覚でした。
終わった瞬間、目の前がものすごく明るくて、
透明、というのか、
いつもの景色が澄み切って見えるのです。
「なんなんだ!これは!」
これまで見ていた景色はなんてくすんでいたんだろう。

 

そして、
その直後から身体の中がなんだかザワザワとするのです。
なんて表現していいのかわからないんですけど、
ちょっと大げさに言うと、
身体中の細胞がフツフツと動き出しているみたいな?
そんな感じでした。

 

 

地獄の好転反応が通り過ぎた先には

それから数日後、地獄の好転反応がはじまりました。

 

今思い出しても、ひどかったんです。
もともと熱の出ない体質なんですが、
珍しく発熱をして寝込みました。

 

そのあと、
夜中もずっと続く咳と、
大量の鼻水、痰が出ました。
ひと月近く続きました。

 

けれど、
ある日をさかいに、嘘みたいにぴたりととまりました。
それまでは本当にひどかったんですけど、
病院にはいきませんでした。
「これは病院にいっても、薬を飲んでも治るもんじゃない」
と思ったんです。

 

それまではいったん風邪をひくと治りにくくて、
咳や鼻水が長く続いていました。
そしていつも喉がイガイガして痰が絡んでいる感じでした。
その地獄の好転反応を終えてからというものは、
風邪をひくこともほとんどなくなり、
鼻水も痰も出なくなりました。

 


脂漏性皮膚炎が一年ほどで治りました


エネルギー療法(回復術)をはじめてから、
肌の調子がどんどん良くなりました。

 

そのころは、
脂漏性皮膚炎と診断されてから6、7年過ぎていて、
高価な漢方薬も、
病院で処方される漢方薬も、
いろいろな民間療法も、
何も効果がありませんでした。

 

あまりにも効果がないので、
「もうやめた・・・」
と何もせずに放っておいて、
ひどい肌状態でした。

 

思い出しても本当にひどくて、
赤く熱を持って痒くて、
ブツブツとして、
そのあと皮膚がボロボロむけてくる、といった感じでした。

 

脂漏性皮膚というのは、
第二のアトピーと言われているくらい流行っているらしいです。
アトピー同様、治りにくいものらしいです。
皮膚の病はいろいろと多いですね。
原因は『内臓』です。
もっというと内臓の内側、です。

 

 

いったいこれは何んなんだろうか???

エネルギー療法(回復術)を勉強したのは一年ほどでしたが、
身体は良い方向へと変化していきました。
たったこれだけのことで、
なんでこんなに身体は変わるのだろう…
すごく不思議でした。

 

なぜなら、エネルギー療法(回復術)はすごくカンタンだったんです。
例えば、
すごく複雑なものをやり切ったときや、
難解な文章を読み切ったとき、
達成感でいっぱいになりますよね。
そんな複雑さがないので、
淡々と終わっちゃう。

 

つまり、
それまでのスピ系のものとは、一線を画していたんです。

 

とにかく、続けてることにしました。
そして、
続けているうちに、
ある日ふと気づいたんです。
気持ちが穏やかだな~ということに。

 

幸せを求めないことが本当の幸せ

それまでギューギューに固まっていた、
心もからだはゆるんできたとき、
ひとつのことに気づきました。

 

つまり、
『心とからだはひとつ』なんだということに。

 

これは気づき、
というよりも実感、というべきですね。

 

わたしは、
幸せを求めることを止めていました。
自分が求めていた幸せの意味は、
上辺だけのものに過ぎなくて、
実際は、
自分がいかに恵まれて、
たくさんの愛を受けて育まれてきたのか、
そのことに気づきました。

 

ようやく、
幸せさがし病から解放されたのです。

 

ブログを続けている根底にある理由

心とからだはひとつ、であることの大切さ。
言葉にすると単純なことですが、
実はこれはとても本質的なもので、
一朝一夕に身につくものではありません。

 

世の中にあふれているものは、
夢ゆめしくてフワフワしたもの、
上っ面だけ、
表面的なものをなぞるだけのもの、
そういったものばかりです。

  

わたしもそういったものをたくさん経験しました。
漠然とした抽象的なものほど、
複雑に感じるものです。
やり終えた直後は、
達成感と満足感で気持ちも高揚します。
だけど、すぐに元通り。
だからまた同じことを繰り返す。
そのことに、
本人すら気づいていない。
つまり、
依存、ですね。

 

そして、
便利な世の中に慣れ切ったわたしたちは、
いろんなものがあふれているので、
欲しいものはすぐに手に入る、と錯覚してしまいます。
しかし、
本質的なもの、
本当に大切なものをつかむには時間がかかるのです。


本当に価値のあるものは、
とてもシンプルです。
驚くほどカンタンです。

 

もし、
その価値のあるものを受け取ったら、
近くにいる困っている人に、
その価値を伝えてほしい。
そして、
たくさんの人に本当の幸せに気づいて欲しい。

 

そういった思いからブログをはじめました。

 

みんなで心豊かな世界をつくっていこう

人って、
本当にすごい力を秘めています。
そのすごい力をたくさんみてきました。

 

自分自身の能力や個性を高めて、
実現して、
その世界を体験して、
自由と喜び、
感謝に溢れた豊かな生活を送りましょう。

 

最高の人生を送ろうねって、
言い合う仲間がたくさんつくって、
豊かな世界をつくっていきたい。

絶対に、つくれるはずです。